こんにちは。
セミの声がすごいですね。
営業マンっていらないんじゃね?と、
先日営業マンの社員が飛んだ時に思ったので書いておこうと思います。
- ■「株主的働き方」と「ロボット代替可能的働き方」
- ■緑「ロボット代替可能的働き方」は将来的にやんなくてもよくなるし、すでにいろいろと淘汰されてきてる
- ■「人だからこそできる」「人にしかできない」という思い込みを外せば、営業マンの8割はいらない!?残る営業マンとは?
- ■じゃあ、ロボット代替可能的働き方は無理ゲーなのか?見日いや、違う、むしろ幸福になる
■「株主的働き方」と「ロボット代替可能的働き方」
こないだ営業マンが1人連絡もなしに飛んだんですよw
で、ぶっちゃけその人がやってたいろんな雑務があったんですけど、
それをやっぱり被るわけですよ、一定期間。
その間に「あぁ。。。こんなの全部やっぱシステム化・外注しちゃおう、人を雇うよりそっちのほうが絶対いいわ」と思ったのでこんな記事書いちゃいましたw
今の働き方っておおまかに2つあって、
「株主的働き方」と「ロボット代替可能的働き方」があります。
字が汚い?すいません・・・
株主的働き方っていうのは、集客・投資→マネタイズ→利益創出
っていう「利益創出サイクルのしくみ」を作る、持つ働き方。
ロボット代替可能的働き方っていうのは、
そのしくみの中で実際に動かしたり雑用したり手足となる働き方。
要は、しくみの中の「機能の一部」になる人。
で、
世の中の一部の人が「株主的働き方」をしていて、
世の中の一部の人が「株主的働き方+ロボット代替可能的働き方」をしていて、
世の中のほとんどの人が「ロボット代替可能的働き方」をしてるの。
適当に例を出していくと…
<株主的働き方>
配当だけで食べていける株主
管理を全外注してるマンションオーナー
幹部が育ってて人間関係だけたまに管理してるオーナー社長
MLMのアッパー層で趣味でセミナーやってる人
実務をすべて外注してその管理だけしてるビジネスオーナー
<株主的働き方+ロボット代替可能的働き方>
株主もやってるけどどっかで働いてるサラリーマン
管理も自分でやってるマンションオーナー
幹部が育っておらず自分が営業の中心になってるオーナー社長
MLMやってるけど副業程度なのでサラリーマンもやってる人
実務を社員にやってもらってるけど人員が安定しない中小企業オーナー
<ロボット代替可能的働き方>
営業職、事務職全般のサラリーマン・アルバイト
運転手・土木作業系の人員
雇われバーテンダー
コンビニ店員
・・・・その他もろもろ
要は、
投資集客→マネタイズ→利益創出→投資集客→…
の一連のしくみを全外注・すべて自動でまわっちゃってる・
管理するだけ・次のしくみを作る戦略を考える、マーケティングをする
こんな人が「株主的働き方をしている人」で、
それ以外にその機能の一部の中の何かの実務をしている人はみんな
「ロボット代替可能的働き方をしている人」なんです。
あ、そこに善悪も、いい悪いも、優劣もないと思います。
ただ、「資本主義社会」っていう「お金持ってる人が勝者社会」においては、
株主的働き方をして利益をちゃんと出せてる人は勝者、
ロボット代替可能的働き方をしている人は敗者になりやすくなっているのが
今の社会の構図です。
その社会の善悪はおいておいて、現状はそうってことね。
■緑「ロボット代替可能的働き方」は将来的にやんなくてもよくなるし、すでにいろいろと淘汰されてきてる
利益を生み出すしくみの機能の一部になってる人っていうのは
もうすでに結構淘汰されてきています。
AIどうのこうの以前に、淘汰は始まっています。
たとえば、経理担当者なんかそうですよね。
もう今昔やってたようなめんどくさい書類の整理とか、
日ごとに書類を分ける…みらいな作業っていらなくなってるじゃないですか。
全部会計ソフトやアプリがやってくれます。
ロボット代替されてます。
営業職だってそうです。
昔だったらいちいち電話して営業マンごとにリストが与えられてて、
そこにアタックして商談して…
こんな非効率なことをやってたわけですけど、
今はgoogleさんに予算あずけておいて、セールスページ作っとけば
gooogleさんの作ったAIが勝手に営業してくれます。
電話だって「電話外注サービス」が勝手にアウトバウンドコールしてくれます。
しかも営業マンみたいに「喫茶店でサボるリスク」も「ワンチャン不正するリスク」も
「風邪で休むリスク」もありません。また営業マンごとに発生する
「属人的な営業手法による成果の差」も出ません。
倉庫作業員もそうです。
アマゾンの提供するフルフィルメントサービス使えば終了です。
アマゾンのフルフィルメントサービスを使えば、
・在庫管理
・在庫調整
・在庫提案
・梱包
・配送
全部やってくれます。
倉庫作業員も不必要になってきてます。
いやその分アマゾンに倉庫作業員が移動してるだけじゃ・・・?
って思うかもしれませんが、アマゾンの倉庫もドンドンロボットが作業するように
なってきてるんですよ・・・
運転手もそうです。
まだまだ自動運転技術は未成熟なので、こないだもアメリカで
自動運転バスがさっそく事故ってましたけどw
成熟するのも時間の問題です。
そうなったら運転手もいりません。
「居眠り運転するリスク」もないですしねw
実際今まで運転手がやってた「ここだったら人が集まるだろ」っていう
運転手の属人的感覚でやってた集客は「ウーバー」とか「配車アプリ」
が代替するようになっていますよね。
警備員とかマンション管理人とかそういう系もそうです。
ロボットがやるようになります。
警備員だと会社は「警備員に高い保険」をかけないといけないですが
ロボットだったら凶悪犯に破壊されてもまた発注して終わり。
道路整備だってそう。お行儀の悪い運転手が警備員に向かって
「なんで道路封鎖してんだよ!どけよ!」とか文句をつけるような
無駄な光景もなくなりますw
すでに昔だったら同じ監視に10人割いていたのを、
1人でコンピュータ使って監視できるようになってるじゃないですか。
これも淘汰されてます。
とまぁ…
ほかにも例を出せば枚挙にいとまがありませんが、
要は、「しくみの機能のなかで手足になる働き方」というのは
ロボットAIにすべて今後淘汰されます。
っていうか…
淘汰っていうと、すごいネガティブに聞こえるので言い換えると、
全部そういうめんどくさいことはロボットとかがやってくれる
時代がくるよ!ってこと。
で、すでにその一部はコンピュータがすでにやってて、
それを今まで仕事にしてた人はいらなくなってるよ!ってこと。
■「人だからこそできる」「人にしかできない」という思い込みを外せば、営業マンの8割はいらない!?残る営業マンとは?
で、社員が飛んだ話に戻るんですけど、その社員が何やってたかっていうと、
・新規営業
・既存顧客のフォロー
・発注された商品の梱包発送
・商品の開拓、商談
こういうのをやってました。
でもね、これ冷静に考えたら・・・
・新規営業→googleや電話外注で外注可能
・既存顧客のフォロー→顧客専用サイトで自動化可能
・発注された商品の梱包発送→自動化可能
・商品の開拓、商談→googleや電話外注で外注可能
ハイ、全部自動化可能だったんです…
でもなぜ雇ったのか?
人を育てるため
という理由で、社長が雇いました。
(私はその企業では社長ではなく専務執行役員やってますちなみに)
結局「人にしかできないこいとがある」っていうのは確かに
あるんだけど、あるんだけれども、
今の業務においてよくよく考えてみたら「いや、全然そんなことねえよ」
っていう話になるんです。
よくよく考えたら・・・・
先人がやってたからやってる
システム化するよりもマンパワーのほうが楽
とりあえず社員は育てるほうがいいから
とかいう根拠のない理由で営業マンを雇ってるところ結構多いような気がしますよ。
商社なんかだといまだに伝票とかファックスで受注とってるところありますけど、
あんなの「注文専用会員制サイト」を作れば全自動でやってくれます。
そこから注文受けた分を、営業マンではなくパートさんに作業してもらって
発送する形式に変えてもいいわけじゃないですか。
「人間関係があるからウチで注文してくれてるんだ」
ってそういうところもあるんですけど、
その分人件費にコスト割いてるわけじゃないですか。
だったら商品力上げたりそっちにコスト投下して
口コミで勝手に広がるほうが将来的には楽ですよって話だし。
まぁ早い話が、、、、
緑の人たちは、ドンドン淘汰される=解放されていくってことです。
でも残る営業マンもいるんです。。。。
それは。。。。
ピンクの部分を個人で完結してできちゃう営業マンです。
今までだと、
商品開発する人(製造開発)
商品を売りに行く人(営業)
お金を管理する人(経理)
どこに売るかとかの戦略を決める人(マーケ)
こんなカンジで分かれてて、それが緑の人なわけです。
でも、この4つをすべて自分で垂直化してやる営業マンは残ります。
要は、株主的働き方をしようと思えばできるけど、あえて誰かのしくみの中で4つを全部やっちゃう営業マン。
そして、その報酬として「成果報酬=フルコミッション」で報酬をもらう営業マンは残ります。
なぜなら、フルコミッションだとしくみを作る側=株主的働き方をする人にリスクが少ないから。裏を返せば、そういう人にしか株主的働き方をする人は仕事を割り振らなくなります。
株主的働き方をする人の立場になって考えてみてくださいね。
たとえば1000万円持ってる人がいて、その人が何かお金を生み出すしくみを
新しく作りたい!ってときに…
・どうなるかわかんないけど、月30万円くれ!!!っていう人
・どうなるかわからないけど、新規創出売り上げの30%をくれ!っていう人
数字は業界によってあれにしても、どっちを選ぶと思います??
絶対後者でしょwwww
なぜかっていうと、株主的働き方をする人の思考って
「自分が機能的なことをできるだけやらずに、お金が自分のところに入ってほしい」
と思うんです。
月200時間働いて月収50万円の仕事(週6勤務9時間労働)と、
月20時間働いて月収15万円の仕事(週1勤務5時間労働)があったとします。
株主的働き方をする人はほぼ後者を選びます。
で、空いた時間に「20時間をいかに削って15万円を生み出すか」と「残りの週6で新しいお金を生み出すための次のアイデア」を考えます。
あと、「対面でしか物を買わない層」をあえてターゲットにしてる営業マンも残りますね。要は、最後のタンス預金をねらってる営業マンです。
詳細は割愛でw
訪問営業不要論のエントリでそれ書いてますので。
■じゃあ、ロボット代替可能的働き方は無理ゲーなのか?見日いや、違う、むしろ幸福になる
ここまでの話をまとめると、
・しくみを作る側の株主的働き方をしてる人は勝ちゲーで
・その中の機能になる人は無理ゲーじゃん、未来ねえじゃん
っていう風にうつるかもしれないけど、
さっきからも言ってるけど「淘汰」じゃなくて「解放」なんだよなぁ。
ぶっちゃけさ、
・同じ作業をずーーーーっとやる
・レジ打ち
・書類整理
・梱包発送
・警備・・・etc
いわゆる代替可能系の仕事してる人、
こんなの本当にやりたくてやってる人なんてほぼいないと思うんですよ。
生きるためにお金を稼ぐためにやってる人がほとんどだと思います。
そりゃ会社は洗脳するために言いますよ?
「世の中の役に立ってる」
「その道のプロになれ!!!!」
もちろん世の中の役に立ってることは間違いないんだけど、
それは株主的働き方をしてる人が「あなた、一生手足でいてね!」ってことの
裏返しなんですわ。
絶対面白くないじゃん。
私も学生時代、コンビニバイトとか、工場のスポットバイトとか
やってたことありましたけど、1秒でもはやくバックれたかったですもん。
面白くないし、ぶっちゃけ。
っていうか本音を言うと、できれば働きたくないし、
家でゴロゴロしてたいし、好きなDVDとか見て、
夕方くらいからテキトーにPUBいってお酒のんで
友達としゃべって寝て起きてブログやって…
大体の人がそうじゃないですか?
働きたくないでしょ?ぶっちゃけ
これ株主的働き方してる人に同じ質問をすると「いや、楽しい」っていうんですよ。
実際楽しいですもん。
私もどちらかというと今は株主的働き方をしています。
楽しいですよ、めんどくさいなって思うことも多いけどw
でも、ロボット代替可能な働き方をしてる人に同じ質問をすると
「楽しくない!仕事したくねえ!」って答えるんですよ。
そりゃそうでしょ、絶対楽しくないもんw
でも、それを淘汰という波によって解放してくれる日がそのうち
本当にきます。
そうなるとどうなるか?
仕事がなくなってやばい?
そんなことないんです!!!
なぜかはまた次回以降のエントリに任せるとして、
完結に言うと、
・今は人(マンパワー)で生み出してる付加価値をロボットとかがやってくれる
・とくにロボット代替可能な人(多くの人)は働かなくてよくなる
・でも付加価値は引き続き生み出される
・今はその付加価値を生み出すために、多くの人が時間とお金を交換している
・付加価値の交換手段≒お金
・でも、時間とお金を交換しなくても付加価値が手に入るようになると、付加価値の交換手段≠お金
・お金なんてなくても生活できるようになる
・たぶん国家が代わりに付加価値分配をしてくれるようになる
とまぁこんなカンジなわけなので・・・・
株主的働き方をする人も
ロボット代替可能な働き方をする人も
この先はハッピーになる気がします!!!!
なりたいほうを選びましょう!!
あ、で、営業マンなんていらねえじゃん!って書いたんだけど、
それと「給料渡さない」はまた違う議論なんだよなー。
私は別に自分だけ儲かっても意味がないっていう派なんで。
こういうのもまた書きます。
完結に言うと、
自分だけ儲かっても、結局周囲も同じくらいの水準にならないと
遊ぶ相手がいなくなるので、身内にはドンドン配当していくほうが
絶対自分がハッピーだぜって思うんです。
本日はここまで。
シーユーアゲイン(*'ω'*)