世の中って基本的にいろんなものが表裏一体ですよね?
義務があれば権利があるみたいに。
要は二項対立なんですよね、基本的に。
その代表例に「原則と例外」があるんですけど…
これ日常会話でも「こいつ・・・マジで原則と例外っていう概念しらねえのかよ」
とツッコミをいれたくなるような論理展開をする人もいますけど、
真面目なビジネスシーンの営業会話でもありがちなんですよね…
原則と例外を無視した二項対立を意識しない「一項思考」っていうの?💛
私が一番「コイツ、マジで黙れよ!」(別に怒ってないよ💛キレ芸ね💛)
と思うタイプの会話に、
例外を持ってきて話を停滞させてくる
っていうパターンがあります。
私はそういう人たちのことを「例外厨」と心の中でひそかに愛をこめて
呼んでいます💛💛
■原則と例外。例外を持ってきて話を停滞させてくる人間に注意!
昨日もBARの飲みの席でこんな会話がありました。
何かの拍子で「生活保護は別に悪くない」という会話をしていたんですけど、
その例として「万引きとかする老人とかもさ、結局生活苦なわけじゃん?結局消費でまわんないような行為をするくらいなら、元々そういう層に生活保護ばらまいても、消費で戻るので、もうベーシックインカム的に生活保護ばらまきゃいいじゃん!」という会話をしたときに、
「万引きって”万引きしたいからする”っていう癖」の人の方が多いよ
という、声が入ってきました。
私は、え?そうなの?と思いました。
私は持っていたグラスの氷がからんっといったのを見届けて、
心の中で「いや、どう考えても生活苦が多いでしょ・・・」と思いながらも、
その彼の「万引きは癖だよ論」を聞いていました。気づくと、なぜか「万引きは精神病」という議論に議論が脱線してしまいました。
例外厨きたぁぁぁぁぁぁ!!!
私は心の中でそうつぶやき、ふと私のグラスに目をやると、ものすごい量の水滴がついています。まるで私の心のイライラを代弁してくれるようでした。
実際問題、万引きの問題ってどう考えても生活苦で行ってる人のほうが大半なんですけど、お年寄りの万引き事件、青少年の万引き事件…どう考えてもニュースで一番聞くのは「お金がない」のが理由です。青少年の場合は少しニュアンスが異なりますけど、
どう考えても万引きなどという割に合わない違法行為をするのは「生活苦」なわけですよ。
で、中には少数ですけど「お金はあるけど万引きしちゃう」という人がいることも事実です。でも少数なんですよ。例外なんですよね。
海外のモデルさんが万引きしちゃった事件がかつてありましたが、「万引き癖という精神病」として大々的な報道のされ方をしました。その方はその印象が強かったのか「万引きは生活苦じゃない!精神病だ」という議論に元々の「生活保護OK」議論から大きく脱線してしまったのです。
この場合、原則=万引きは生活苦/例外=万引きはその他が原因
なわけですよ。
私は心の中で「こいつマジで原則と例外感覚ないんだなぁ。。。」と思いながらニコニコしてましたけどwでも、もし私の前提(万引きは生活苦が原因が原則という考え)が間違っていたらヤバイので、話を聞くふりをしながら手元で即刻「万引きの原因」を調べました。すると、案の定やっぱり「万引き犯の9割以上は生活苦が原因」というデータが落ちてました。
原則=万引きは生活苦
例外=万引きはその他が原因(癖とか)
なのにね、例外の事例を出してきたことで、大きく生活保護の議論から脱線してしまったわけです…
私はデータを持ち出し、「ほら!万引きは生活苦が原則的原因だよ」と私がその
「万引き癖精神病論者」の例外厨に言うと、その人は「あ、そうなんだ!ははは」で終わりました。
ああんっ!?!!?!?
私は心の中でめちゃくちゃイライラしました。その時はお酒を飲んでいたのですが、
持っていたグラスが小刻みに震えました。(どんだけ短気なんだ)
てめぇの知識不足のせいで、原則論で流せばよかった部分に
例外を持ち出してきて議論を矮小化させて議論を脱線させた
その罪を何だと思ってんだ!?!?!?
と心の中で思いながら、残っていたお酒を一気に飲み干しました。
「まぁいいや…水に流そう」と思って気持ちを落ち着かせました。(うまくない)
とまぁ、その人とはめちゃくちゃ仲がいいし、別に日常会話だったので
何とも思ってないんですけどwwww
こういうのは、明らかに「原則論でスムーズに議論が進むはずのところに、例外を持ち込んできて議論を脱線させる典型例だなぁ」と思ったわけです。
■例外厨を黙らせる方法「それ例外だから、後で話すか今は関係ないので、先にこっちの議論を進めていい?(ニコニコ)」
これね、仕事でも企画とかをしているときに、保守的な考え方をする人とかが
よくやってくるんですよ。
何かを提案しても、本当に数少ない例外を持ち出してあたかもそれが
全体に悪影響を及ぼすかのように語ってくるパターンですw
そういう例外厨に出くわした場合の対処法は、
心の中で、
黙れ!!!
そして、口に出す言葉としてはw
「それ例外だから、後で話すか今は関係ないので、先にこっちの議論を進めていい?(ニコニコ)」
これです。
そうです。
大事なのは、例外厨に対して、
あなたの今持ち出しているのは「例外」であって「原則」ではないんだよ。
今は原則論のターンなので、君の例外カードは召喚できないんだよ!!!
と知らせてあげることが重要なのです。
でも、相手の例外厨がプライドが高い場合は、
「いや、おれの言ってることは例外じゃない!」というトラップカードを
発動させてくることがありますw
その場合は
「それが起こりうる可能性が大きいか小さいかデータある?」
あるいは、
「私の想定するリスクのほうが原則なので(データを提示))」
なんです。
さきほどの私の飲み屋の事例でもそうですけど、
「データ=エビデンス」に勝る論拠はありません。
データは最強カードです。
■世の中は二項対立なのだ。1つの物事・概念を考えるときに、その裏側にあるものを考えるクセをつけるだけで、自由に近づく
結局、例外厨っていうのは、
・物事・概念を二項対立で考える思考のない人
のことを指します。
いい悪いじゃなくてねw
でも、ある概念を二項対立でとらえる思考は生きていく上で、
人生を楽しむためにかなり重要な思考です。
主観と客観
義務と権利
必要性と許容性
形式論と実質論
必須と任意
など…
この二項対立の思考フレームで概念を見るようにするのです。
たとえば、
この夏休みのレポートを15日までに提出しなければならない
という事象があった際、
一項思考の人は…
「あああああああ宿題やらなきゃ」となります。
でも、二項対立思考の人は、
・退出しなければならない=必要
・では、許容されてるのは何?
・宿題は義務か…じゃあ権利は何があるんだ?
・学ぶってことか…ん?
・宿題の形式は「書いて提出すること」か、
・実質的には作業になるし受験には役に立たないのでやりたくないなぁ。。。
・誰かにやらせるか→うまくサボる
・・・・etc
今のは宿題の事例ですけど、仕事だと
ここまではサボれるサボれない
ここまでは自動化できるできない
とか…本当にいかに仕事と時間のレバレッジを利かすかなどにも
役立ってきます。
二項対立思考を持って事象・概念を見るだけで、
1つの事象・概念に多くのクリエイティビティが生まれるのです。当然、仕事にも役立ちます。
もちろん、この二項対立思考も「フレームワークの1つ」であって、
完璧なフレームワークなどこの世に存在しません。
ある概念に関してクリエイティビティを広げたい場合とか、
物事を着想したいときとか、
全体の仕組みを考えるときとか…
こういうのにはとても最適な思考法です。
ぜひ、取り入れてみてくださいね💛
↓これ超おすすめです
本日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました(..)💛