順次、楽天出店店舗は旧楽天のシステム→楽天ペイに
変わっていっていて、それに伴ない、
・課金システムの変更
・入金・出金フローの変更
・確認箇所の表記の変更
・変更前システム分と変更後分の混在期間におけるややこしい部分
・「web billing system」→「bill pay(ビルペイ)」表記が分かりにくい部分等
わかりにくい!!!と思った個所をまとめておきますね!!
楽天に出店してる会社の経理担当者、EC店長さん、社長さんなどにご覧いただけます。おおざっぱに変更概要がおわかりいただけます。
あとはすでに変更してるけど、わけわかんない!という方にも「あ、なるほどw」と思っていただけますよ。
■楽天ペイのお金にかかわる点の重要な変更点まとめ(超ざっくり)
めちゃくちゃおおざっぱですが。
これで要点はおさえています。
さらに細かく知りたい場合は、出店店舗ごとの「店舗運営マニュアル」をご覧ください。
<変更前>
■入ってくるお金
・売上が入金
・ただしR-CardPlus等
・入金キャッシュフローがバラバラ
■出ていくお金
・Aシステム利用料、B決済手数料の一部、Cその他手数料→注文日翌月末実締めで
(アフィリエイト、ポイント分とか)は店舗側が支払い=月末支払い(出金)
・RCardPlusのB決済手数料は自動的に引かれる
■確認ツール
WebBillingSystem(ウェブビリングシステム)
↓
<変更後:楽天ペイ>
■入ってくるお金
・売上-(A+B+C)
・もしA+B+C>売上 の場合は別途請求され支払い
■確認ツール
BillPay(ビルペイ)
↓BillPayの支払いフロー(請求書フロー)
内容 | 請求書更新タイミング | 精算日 | |
入金 | 前月26日-当月10日決済分 | 当月20日ごろ(※) | 当月末日 |
当月11日-当月25日決済分 | 翌月5日ごろ | 翌月15日 | |
請求 | 前々月締めの請求 | 前月15日ごろ(※) | 当月末日 |
↓決済手数料↓
出典:楽天資料
はい、一言でいうと…
・決済手数料の課金対象範囲が楽天上の売上全てに拡大され、
・手数料率は「楽天ペイ」として変更=B
・それ以外のシステム利用料=A、その他手数料等=Cはほぼ変更なし
・店舗側に入金分は、総流通 - A+B+C = 店舗側に入金される金額
・アマゾン方式に変更
・キャッシュフローも月2回締め、2回入金・キャッシュフローは14日~1か月に短縮
・ただし、
いいの?悪いの?どうなの?細かい話は?
今からかいつまんでいきます。
↓システム利用料↓
出典:楽天資料
↓決済手数料↓
出典:楽天資料
まとめると…
A:システム利用料:変更なし
B:決済手数料:楽天ペイの料率に一律変更。
ということです。
■楽天ペイ変更後大きく変わるのは「売上相殺方式」「決済手数料」の2点と思えばいい!
楽天ペイ変更後、大きく変わるのはあくまで「売上相殺方式になる」
ことと「決済手数料」という認識でいいでしょう。※サービスクーポン等例外的な部分は省いておきます。
変更になった部分だけ赤字になっています。
要は決済手数料と売り上げの入金フローの部分が「楽天ペイ」に代替されて変更されているだけのことです。それ以外はほぼ従来(変更前)通りなんですよね。
■入金関連(お金が入ってくる)
【全店舗共通の決済手段の入金サイクル】(大幅変更!)
締日が前月26日~当月10日の場合 → 入金は当月末
締日が当月11日~当月25日の場合 → 入金は翌月15日※決済日基準
【店舗の任意選択制決済手段】(従来通り)
楽天市場からの入金はありません。店舗が直接契約している決済サービス提供業者より随時受け取り。
■出金関連(お金が出ていく)
【システム利用料/ポイント付与料】締め日:注文日翌月末日(従来通り)
締め日以降に修正キャンセルをしても反映されない。
【楽天ペイ利用料】締め日:注文日当月末日(大幅変更!)
ただし締め日以降に金額修正、キャンセルがあれば次回以降の請求で相殺。次回分の明細にもマイナス表記。
【ユーザー利用ポイント】締め日:リアルタイム(従来通り)
通常ポイント、失効前の期間限定ポイントは、ポイント利用注文のキャンセル、または減額に伴って、締め日関係なく楽天からユーザに返還。失効後の期間限定ポイントで、お客様都合でキャンセルされたポイントは返還されない。
■楽天への支払いは増えるの?減るの?→増えます。
おおよそ増えます。
私のクライアントさんでも若干増えてます。
約0.8%~1.1%なのでざっくり「1パーセントくらいは増える」と
思っておいた方がいいです。
注目すべきは、従来は課金対象外だった「銀行振込」「代引き決済」などの決済方法も、変更後は課金対象になります。
要は、すべての店舗内流通は楽天ペイを通るようになる!ということです。
出典:楽天
■bill payの一見わかりにくい「
biilpayを見ると変更前のwebbillingsystemよりも随分と簡素化されています。
おもに、「支払合計額」と「請求合計額」という欄があるのですが、
文字面でとらえるとわかりにくいです。
支払合計額=流通(売上)
請求合計額=楽天に支払うお金(A+B+C)
※A:システム利用料、B:決済手数料(RakutenPay利用料)、Cその他手数料
です。
つまり、
☆支払合計額=楽天ペイを経由した流通総額=変更後は楽天ペイをどの決済手段でも絶対に通るのでこの金額が売上額とほぼ同義
☆請求合計額=A:システム利用料A+B:決済手数料(楽天ペイ手数料)+C:その他手数料
☆実際に楽天から入金されるお金=支払合計額ー請求合計額
☆
このフローで計算された額が入金される。
■変更前までに注文された注文は変更前のシステムで、変更後に注文された注文は変更後のシステムで対応。移行期だけが少しめんどくさい。
楽天ペイ導入後は、しばらくの間
変更前のシステムと変更後のシステムと同時並行で運営を行う必要があります。
変更前までに注文された注文は変更前のシステムで、変更後に注文された注文は変更後のシステムで対応するからです。
<例>2018.8.1より楽天ペイ導入
~2018.7.31 23:59マデの注文:変更前のシステムで対応
2018.8.1 0:00~からの注文:変更後のシステム(楽天ペイ)で対応
なのでこの例の場合、7月31日以前の注文者から「商品を返品したい」旨が連絡された場合、それがすでに楽天ペイ導入後でも旧システムでの対応になることに注意してください。
あと、売上相殺方式も導入後3か月までは適用されません。
なぜなら…
システム利用料につきましては締日が翌月末のため、3か月後に相殺が行われる形になるからです。
ややこしいですが、楽天ペイ導入後3か月もたてば落ち着きます。
ほとんどの注文、変更前のシステムでの請求がすべて終わり、
完全に変更後、楽天ペイ導入後の注文・請求になるからです。
■まとめ:ややこしそうで全然ややこしくない!
・手数料等の変更部分比較
A:システム利用料:変更なし
B:決済手数料:楽天ペイの料率に一律変更。
・売上相殺方式に変更
・変更後3か月程度は変更前システムとの併用なので少しややこしいので注意!
ま、慣れちゃえば余裕です💛
経理の方も、しばらくはメンドクサイと思いますが‥
少しの辛抱です笑
本日はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございました。