はい、こんにちはー!
今日はネット上に洪水のように蔓延する「正義の同調圧力」について。
ネット上では"「不法行為を行った人間」「倫理的におかしなことをした人間」を一斉にみんなが叩く”という「正義同調圧力」が点在しているわけですが、
何故そんなことが起こるのか?叩く人たちはどんな人なのか?どんな心理でそのような行動をするのか?叩かれやすい人の傾向等などから、書いてみました。
- 自分に関係がないことでも正義感を振りかざしたい人々がいる
- ネット上は「一貫性とコミットメント」を無効化するので正義が「誰でも使える武器化」しやすい。正義のアクセシビリティが高く「お前が言うなよ」がない世界。ネットは「常時開放の正義のコスプレルーム」だ。
- なぜ人は正義を振りかざすのか?正義に同調してしまう人の特徴と、ターゲット化されやすい人の特徴。
- 正義の同調圧力は、正義の味方という大義名分が、嫉妬の罪悪感を無効化する。罪悪感のブレーキがないので、同調圧力が最大化され、炎上となってしまう。
- そして、実は全員がターゲットになる危険性を秘めている。
自分に関係がないことでも正義感を振りかざしたい人々がいる
ネット上の炎上というのは日常茶飯事で洪水のように蔓延しているわけですが、
全ての炎上がそうだとは言いませんが、ぶっちゃけ「個人にとって影響がないこと」でも、「叩けるものは叩く」というスタンスで、不法行為を行った人間や倫理的におかしなことをした人間を一斉に叩く「正義の同調圧力」が存在しています。
芸能人が不倫→叩く
誰かが誰かの作品をパクる→叩く
誰かが差別的発言をする→叩く
その関係者以外の人々が、おかしな行為をした人を一斉に叩くわけです。
まさに正義の同調圧力によるネット上での炎上です。
まるで夜中の光に集まる虫のごとく、あまたの世間の出来事の中から、誰かのおかしな行為を見つけた瞬間にその誰かというターゲットをめがけ、正義を身にまとい、どこからともなく集まってくる個人たち。まさに「正義の味方」のコスプレをするような感覚で、ターゲットをみんなで袋叩きにするわけです。
ぶっちゃけ、自分にあまり関係がないことでも、叩くのですよ。
芸能人の不倫なんかそうじゃないですか。別にネット上の個人に何も迷惑はかかってないわけですよ。それでも不倫の関係者を叩くわけです。「正義」を振りかざして。
そんな他人のことなんて放っておけよwwwということでも、「正義じゃ正義じゃ!!!!!」と言いながら、次のターゲットを探しては叩きまくるわけです・・・( ;∀;)
あ、ここまで読むとまるで私は「炎上よくない」って否定してるみたいにとらえちゃう人もいるかもしれないけど、炎上を全否定してるわけじゃないし、私はどちらかというと「これまでだったら明るみに出ない社会的害悪が出てくるようになっている」ので、むしろ総合的には正義の同調圧力に関しては今のところは好意的に見ています。
それは、炎上が不法行為の監視役になってる側面もあるからなのです( ;∀;)
ネット上で簡単にシェアできてそれが炎上するからこそ「昔だったらバレてなかったようなこと」でも、随分とバレるようになった。それはとてもいい側面もあるのよ。
昔だったら隠ぺいされてたセクハラとか、いじめとか、不法行為とか…
このブログで何度も言ってるけど世の中ってゼロヒャクじゃないんですよ。
複雑な要素が絡み合って絶妙なバランスで成り立ってるの。もちろん正当化されない叩きだって、細かいケースまで掘り下げればあるかもしれない。それは当たり前のことねw
でもさ!
私なんかは炎上をウォッチしてて思うわけですよ。
関係のない人のことなのに、よくみんなこんなに叩けるなぁ、もっとやることあるでしょwwwwと(*´ω`*)
私の場合、あるいは誰かを叩いたりしない人って、
誰かが不倫した→ふ~ん
誰かがダメな行為をした→ふ~ん
誰かが差別した→ふ~ん
で終わるのですよ。自分の興味領域にない誰かのおかしな行動や、直接利害関係のない人のおかしな行動ってぶっちゃけどうでもいいわけじゃないですか?
でも、
ネット上というのは、明らかに関係のない個人たちも「誰かのおかしな行為」を見つけては正義の羽をつけて寄ってくるわけです。直接迷惑がかかってるわけでもないことでも。ぶっちゃけ炎上するまで気づかなかったようなことでも。どこの誰とも知らない人のことでも。
おかしな行為に正義のコスプレをして、寄ってくる。あ、なんかみんな叩いてるし、私も叩いておこう♡私も正義の味方だぁ♡
ってなもんですよ。
不思議だなーと思ったので、考えたのです。
なぜこんなことが起こるのでしょうか・・・?
ネット上は「一貫性とコミットメント」を無効化するので正義が「誰でも使える武器化」しやすい。正義のアクセシビリティが高く「お前が言うなよ」がない世界。ネットは「常時開放の正義のコスプレルーム」だ。
いろいろ考えた結果、私は次の結論に到達しました。
結局、ネット上で正義の同調圧力による炎上が発生しやすいのは、普段の行動が見えない者同士が集まってきてるだけだからなんですよね。
どういうこと?もう少しわかりやすく説明するね。
たとえばリアルのコミュニケーションだと、
普段から嘘つきまくってるAさんが、嘘をついたBさんに「お前、嘘つくなよ!嘘はよくないだろ!」とかって批判できないわけですよ。Aさんは普段嘘つきまくってるから。バレてるから、「嘘をつかない」という正義を使えないの。
他には「仕事なんて楽しいことだけやりなよ」という正義があったとして、
普段から会社の文句タラタラで毎日同じようなことばっかやってるAさんが、「もう仕事がつらい・・・」とか言ってるBさんに対して「仕事なんて楽しいことだけやればいいんだよ」なんて言えないわけですよ。普段の行動がバレちゃってるから。
わかります?
リアルのコミュニケーションだと、普段の行動もある程度周囲にバレちゃってるので、行動の一貫性とコミットメントが発生しやすい。だから個人が「使える正義」が限定されやすいのですよ。
リアルだと、
嘘つきは「嘘をついちゃだめ」という正義は使えないし、
不倫しまくってる人は「不倫なんてしちゃだめ」という正義は使えないし、
ブラック企業経営してる人は「ブラック企業ダメ」という正義は使えないのよ。
でも、ネット上だとどう?w
普段の行動を誰も知らない人々同士の空間であることが多いので、あらゆる正義を誰でも使える状態が出来上がってしまってるいるわけです。要は正義のアクセシビリティが非常に高い空間ができあがってしまっているのです。要は「お前が言うなよwwww」のない世界が実現しちゃっているのです。
日常生活ではブラック企業を経営してる人でも、ネット上の見知らぬ「ブラック企業経営者」のことを「お前、ブラック企業なんてやってんじゃねーよ!」って叩けるのですよ。もしリアルだと「お前が言うなよwwww」で終わるわけです。
日常生活では不倫してるくせに、芸能人の不倫に対しては「不倫してんなや!」とかって叩けちゃう。もしリアルだと「お前が言うなよwwww」で終わるわけですよね!
自分もどこかで過ちを犯しているにもかかわらず、ネット上だとそれがバレていない空間がそこにあるために、どんな正義でも誰でも使えちゃうんですよ!
だから、
まるで夜中の光に集まる虫のごとく、あまたの世間の出来事の中から、誰かのおかしな行為を見つけた瞬間にその誰かというターゲットをめがけ、正義を身にまとい、どこからともなく集まってくる個人たち。まさに「正義の味方」のコスプレをするような感覚で、ターゲットをみんなで袋叩きにするわけです。
ネット上は、常時開放の正義のコスプレルームと化しているのです。
よく考えたら自分もおかしな行為をしたことがあるにも関わらず、「おかしな行為」を見つけた瞬間に、正義コスプレをして寄ってくるわけです。
間違いを犯さない人間なんてこの世に存在しないのにね?
他人の過ちには正義を振りかざす。だってネット上だとバレないもんね!自分が過ちを犯してる過去なんて。だから、正義を誰でも使える。だから叩く!叩く!叩く
なぜ人は正義を振りかざすのか?正義に同調してしまう人の特徴と、ターゲット化されやすい人の特徴。
ネット上だと誰でも正義は使えるわけだけど、「まぁそんな失敗もするよね」で流す人、「自分には関係のない話だ」と言って流す人は叩いたりしないわけです。
同じ人間でも、正義のコスプレをする人としない人がいるわけですよ。その差はなんなのか?一体それはどこからきてるんでしょうか・・・?
おかしな行為をした人を叩く、叩く、叩く…
結局これは、炎上のターゲットの傾向を見れば一目瞭然です。炎上のターゲットの多くは、
・権威的な人間
・自由を持つ人間
・富を持つ人間
・美貌を持つ人間
・幸福な人間
である傾向があります。
芸能人・モデルや、政治家、有名人、会社社長、資本主義社会の勝者…
こういった人々の「おかしな行動」が発見されると、正義の羽をつけた者たちの叩き炎上が始まるわけです。
そうです。嫉妬なんですよ、結局。
「嫉妬をされない生き方」の記事でも書きましたけど、
人は「本当はやりたい!!!」と思ってるけどやれてない「シャドー」の部分をやってる人をみると嫉妬してしまう生き物なのですよ・・・( ;∀;)シャドーおっかぶせ行為なわけです。
「自分の期待値の上を行く人に対して負の感情を持つことで、その人の精神世界の中で相手を低めることで安心する」行動をします。
「シャドーおっかぶせ行為」です。これが「嫉妬」です。
だから、
・権威的な人間
・自由を持つ人間
・富を持つ人間
をみると、
・権威的ではない人間
・自由じゃない人間
・富を持たない人間
は、ターゲットの表面(ペルソナ)を見て、自分のシャドーが思いっきり浮かび上がってしまい…正義炎上攻撃を発動させてしまいがちなのです。
私だけ権威的ではないのはいやだ!
私だけ自由じゃないのはいやだ!
私だけ富を持たないのはいやだ!
それらを持っている人たちが全員落っこちてほしい!!
まさに二極化社会における「ルサンチマン」が発動してしまっているのですよ。
※ルサンチマンとは?
ルサンチマンは、主に弱者が強者に対して、「憤り・怨恨・憎悪・非難」の感情を持つことをいう。
こんな格差社会のルサンチマンにも似た(あるいはそのものの)嫉妬心を、叩くことで、疑似的に相手を低めることで安心できちゃう。炎上して叩かれているターゲットの様子を見ると、意識無意識にかかわらず安心できちゃう。
普段の生活で一切リアルでの接点がないし、ぶっちゃけターゲットが幸せだろうが不幸せだろうが、直接何の影響もない個人が、一斉に正義の同調圧力叩きを開始するわけです。
叩きによって、鬱屈したルサンチマンを発散することができてしまうのです。
正義の同調圧力は、正義の味方という大義名分が、嫉妬の罪悪感を無効化する。罪悪感のブレーキがないので、同調圧力が最大化され、炎上となってしまう。
しかも、この正義がややこしいところは…
「”私はいいことをしているんだ”という正義の味方という大義名分があるため、嫉妬の罪悪感を無効化してしまう」ところにあるのです。
もちろん全員ではないけど、人というのは嫉妬するときに、「罪悪感」を持っているものです。
「嫉妬してるんだけど、本当はこんな感情おかしいし、嫉妬するなんて自分めちゃくちゃかっこ悪い」って心のどこかで気づいてるのよ。
ある意味嫉妬してしまう人というのは、たしかにはた迷惑な存在なんだけど、
考え方によっては「かわいい人」なんだよね!
だって嫉妬というのは「憧れがネガティブに表出してるだけ」とも言えると思わない?
「私はいいことをしているんだ」という大義名分が、この手の嫉妬を無効化してしまう。
正義なんだから何やっても許されるんだ!!!いや、むしろ世の中の悪を正しているんだ!私は偉いんだ。
そこに、「誰でも使える正義」という正義のアクセシビリティの高さが加わり、
スマホ一台あれば、すぐにでも正義のコスプレをして正義の味方になれてしまう。
リアルでは手の届かないような人も直接断罪できてしまうのです。断罪することで、鬱屈した持つ者に対する嫉妬、ルサンチマンを発散できてしまう。でもそれは「正義の味方」という大義名分で、罪悪感が無効化されてしまっている。
だから、罪悪感のブレーキがかからず、同調圧力が最大化され、炎上となってしまうのです。
そして、実は全員がターゲットになる危険性を秘めている。
そして、この正義の同調圧力による叩きのターゲットには、実は誰でもなりえてしまうのですよ・・・。
実際に、
・権威的な人間
・自由を持つ人間
・富を持つ人間
じゃなくても、ネット上に切り取られた「リア充」アピールのせいで、
「(実際にそうではなくても)そうだと思われている人間」もターゲット化されてしまうことです。
だって「誰でもスター気取り社会」だからね♡
現実の「リア充な1シーン」だけを切り取って「私はスターなんだ!」「私は自由なんだ!」とアピールすることがネット上では誰でも容易に可能なんだもの♡もはや、全人類が炎上のターゲット化される可能性を秘めてるわけです。
少しでも、おかしな行動を行えば…
正義のコスプレをつした個人が大挙して押し寄せる…
ということが起こっているのです。
とはいえさっきも言った通り、どちらかというと、私は今のところこの正義の同調圧力社会には「総合的判断では」」好意的なのですよ。やっぱりこの正義の同調圧力が、これまでだったら可視化しなかった社会の害悪を可視化させてくれてる側面は否定できませんから(*´ω`*)
たとえば、美人銭湯絵師さんのパクリ炎上もそうでしょ?
他人の絵をパクリまくって評価を受けていた美人銭湯絵師さんが実は他人の絵をパクリまくっていた…ということが先日発覚しましたよね。
この人も、
・美人
・自由
・富を持ってる
わけなので、もう「炎上ターゲット」として十分な条件を満たしてるわけですよw
で、案の定大炎上して、結局、銭湯絵師の看板をおろす結果になりましたよね。
要は関係者自らが制裁を加えたのでこうなったのもネットの炎上のおかげだったりもするわけです。
今までだったら、「パクられた人」は泣き寝入りだった案件を、正義の同調圧力炎上のおかげで世間に明るみに出せたわけだから、社会的にはよかったことだと思います。
だからと言って、いつまでもずっと彼女を叩き続けてもいいのか・・・?という疑問が残るわけです。このパクリ銭湯絵師さんはまだ若いので、失敗を反省してまた立ち上がってほしいのですよ。でも、なんとなくそれを許さないような「いきすぎた道徳的空気」のようなものがネット上にあるような気がします。
それって「失敗したら永遠に叩かれる社会」を容認することになるので「失敗が許されない社会」につながるので、すごく息苦しい社会になるはずなのですよ。(現になってきてるかもね)
それには少し疑問が残るわけですよ。
なので、どこまでは「いい叩き」でどこからが「悪い叩き」なのかという、
「正義の同調圧力に関する正義」もちゃんと設定しておく必要はあるかと思っています。
そのあたりは次回以降の記事で書きたいと思います。
長くなったので、この記事を最後にまとめると・・・
・ネット上での正義の同調圧力の炎上が蔓延してる
・ぶっちゃけあんまり関係のない個人のおかしな行為にも叩きが発生する
・自分の興味領域でなかったり、利害関係がなければスルーすりゃいいのに
・でも発生する・・・なぜなの??
・それはネット上は普段の行動が見えないので、誰でも正義が使える
・要は「お前が言うなよwww」と言われにくい環境があるので、
・誰でも、誰かのおかしな行為を正義でもって叩くことができる
・それは、きっと嫉妬心に近いのですよ
・叩かれるターゲットの属性はいわゆる「持ってる人」だから。自由や富や美貌など。
・それを持たない人が叩きやすい傾向にある。
・鬱屈したルサンチマンを叩きで発散できるわけだ。
・まぁ、必ずしもそうじゃないけどね。
・しかもそれは「正義のための叩いているんだからいいじゃないか!」と正義の味方という大義名分が、嫉妬の罪悪感を無効化するのでさらに増長しやすい
・同調圧力による炎上が社会の監視役になってるいい部分がある反面、
・どこまでも叩きを許せば「失敗が許されない息苦しい社会」が実現してしまう
・だから、どこまでの叩きが許されるのかという線引き「同調圧力炎上の正義」の設定は必要である
・つまり、どこまでが「いい叩き」でどこからが「悪い叩き」なのかは別途設定が必要ね♡
ってことね!!
結局、嫉妬を発散したところで現実は何も変わらない
ということを各人が自覚して、
本当に社会を変えるには、
個人がやりたいことを最大限行い、
今我慢していることを我慢しない
ということを、全員が忠実に実行する社会がこないとダメなわけです。
そうすれば「関係のない他人をいちいち叩いてるなんて時間の無駄でしかない」と気づくだろうし、やっぱり、
はやくみんなが目覚める
ことが大事なんだと思いますよ♡
マジで、関係のない個人を正義のコスプレして叩いてるほど人生の時間って長くないからなぁ♡個人が個人のワクテカを発見してそれに忠実に楽しく生きれる社会。
それがはやく実現しますよーに!
本日はここまで!
seeya"(-""-)"b
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