はい、こんにちはー!
プレイングマネージャーとかいう労働力搾取を、「出世」という
体(てい)のいいワードで誤魔化す労働社会について少し。
プレイングマネージャーというのは、プレイヤー(数字を上げる実働部隊)と、
マネージング(組織統括)を両方やってのける、リーダー、マネージャー…etcのことで、
「スーパー営業マンが出世してマネージャーに昇進!」という出来事が、日本の労働市場では普通に起こってしまっているのですよ。
なぜプレイヤーとして優秀な人が、マネージメントも兼務、あるいはマネージメントに専務になると「出世扱い」になってるのか…疑問を投げかけてみました。
- プレイングマネージャーによって労働者は誰も得しない
- クズなプレイヤーがマネージャーになると起こる悲劇
- プレイングマネージャーという労働力搾取
- ”「プレイヤーに必要な力」と「マネージャーに必要な力」は全然違う”ということをきちんと労働市場が認知し、結局は「職場人間同士の信頼関係を高めることが、成績上昇につながる」ことを自覚しなければならない
プレイングマネージャーによって労働者は誰も得しない
プレイングマネージャーって、労働者は誰も得しないのですよ、ほとんどの場合。
たとえば、営業成績がむちゃくちゃいい営業マンって「スーパー営業マン」と社内で言われたりすることが多いと思いますが、そういう人はほぼ必ず「出世」しますよね。
リーダーに出世・昇進!
マネージャーに出世・昇進!
みたいなポジティブなワードで誤魔化されることが多いのですが、
え、それって出世・昇進なんですか!?!?!?
と思うわけですよ。
プレイングマネージャーって、要は「個人での数字も作って、ついでに組織の数字も作ってね!」ってことなわけじゃないですか。
プレイヤーであれば、個人の予算を個人で達成すればいいし、
マネージャーであれば、部署の予算を部署全体で達成すればいいわけですが、
プレイングマネージャーって、その両方を達成しないといけないわけですよ( ;∀;)
でもこれって結構めんどくさいことで・・・というのはね・・・
プレイヤーに求められるのは「クズ力」だが、マネージャーに求められるのは「聖人力」。まぁまぁ相反するスキルが求められるが、両方兼ね備えてる人は少ない
結局、プレイヤーとマネージャーって仕事の内容が全然違うのですよ。
プレイヤー | マネージャー | プレイングマネージャー |
個人を最大化 | 個人の集合体を最大化 | 個人と、 個人の集合体を両方 最大化 |
プレイヤーは個人を最大化してりゃそれでいいし、
マネージャーは部署全体で最大化しないといけない。
これって端的に言うと、何が求められるのかというと、
プレイヤー | マネージャー | プレイングマネージャー |
クズ力 | 聖人力 | 両方 |
こうなんですよ。
プレイヤーとして優秀なのは、クズであればあるほど優秀な場合が多かったりします。
・いかに他人の時間を使って自分が楽をしながら数字を作るのか
・いかにルールの隙間を狙って賢く案件をとるか
・いかに他人に数字をとられないようにするか
・いかに自分の達成率を上げるために社内営業できるか
・いかにどう考えても売れない商品を顧客に売りつけるのか
・いかに自分が大好きなわがままなのか・・・etc
こういうのを躊躇なくできる人は数字を作りやすいのですよ。
特に景気が悪い昨今、「いかに売れないものを顧客に売りつけることを躊躇なくできるか」ができるプレイヤーの重要な資質であったりします。
真面目な人はこういうので結構ストレスがたまったりするのですよ・・・
「良心が痛む」とか。「意味のない物を売れない」とか。
「顧客によくないものは売れない」とか・・・
でも、できるプレイヤーというのは違います。
会社に売れと言われたので、とにかく数字のために、顧客に売りつける。
その結果自分の給与が上がったり、昇進できたりするので。
そのためなら、どんなものでも死に物狂いで結果を作ってくる。
これができるプレイヤーに共通する態度なんですよね。
要は「クズ力」が高い人ほど意外にプレイヤーとしては優秀だったりします。。。
意外に真面目な人ほどプレイヤーとしては、できなかったりします・・・
でも実はマネージャーに求められるのは「クズ力」ではなかったりします。
それとは真逆の「聖人力」です。
いかに「他人のために動けるか」「利他の精神」を持ってるマネージャーの元では、非常にプレイヤーは働きやすい環境が整います。
組織において、すべてのプレイヤーが「できる人」ではないわけです。
必ず「落ちこぼれ」と言われる「数字ができない人」がいるのです。
でも、マネージャーはそのような人の資質を見抜いて、やりやすい案件を配置したり、その人のやる気を引き出したりする「聖人的な人間的アプローチ」が求められます。
でね!!
現状の労働市場において、マネージャーの多くは、プレイヤーとして優秀な人が出世・昇進していくわけですよ( ;∀;)
要は俯瞰すると…
クズ力の高い人が、クズ力とは真逆の聖人力の高さを求められるポジションに一気に移動してしまう
ということが起こっているわけです。
つまり、現状の「プレイヤーとして優秀な人が出世する方式」だと、
クズ力を全開に生かした方が有利だったプレイヤーとしての仕事のやり方から、
聖人力を全開に生かした方が有利なマネージャーの仕事に一気に180度仕事のやり方が変わってしまうのですよ。
でも、人間ってそんな器用なものではないのですよ・・・
クズなプレイヤーがマネージャーになると起こる悲劇
もちろんすべての「数字ができる人がクズである」とは限りませんよw
でもね、多くのクズ力を生かして、数字をせっせと個人でプレイヤーとして積み上げて出世する人がマネージャーになると、こんな悲劇が起こってたりするのです。
マネージャーとしてもクズなので、部署の数字が上がらない
こんな事態が発生してしまうのです。
するとね…
さっきマネージャーに求められるスキルっていうのは、
でも実はマネージャーに求められるのは「クズ力」ではなかったりします。
それとは真逆の「聖人力」です。
いかに「他人のために動けるか」「利他の精神」を持ってるマネージャーの元では、非常にプレイヤーは働きやすい環境が整います。
組織において、すべてのプレイヤーが「できる人」ではないわけです。
必ず「落ちこぼれ」と言われる「数字ができない人」がいるのです。
でも、マネージャーはそのような人の資質を見抜いて、やりやすい案件を配置したり、その人のやる気を引き出したりする「聖人的な人間的アプローチ」が求められます。
こう言ったわよね?(*^_^*)
クズ力の高い人がマネージャーになってしまうと…
・できる人だけ優遇される
・落ちこぼれはそのまま放置
・落ちこぼれが退職するか病む→数字ができな人が生きづらい
・でも落ちこぼれも引き上げないと組織として数字は達成しづらい
→マネージャーも生きづらい
・でも、クズ力の高いマネージャーはそんなことはわからないので、
数字ができない人を冷遇したりパワハラしたりする
・組織に人が定着しづらくなり、人的コストが増える…
→会社にとっても損
・部署の業績が下降するので、数字ができる人もボーナスが増えない
→数字ができる人も損
はい、こんな感じで、クズ力の高いマネージャーがマネージャーになっても、
誰も得しないのですよ。誰も。マジで誰も得しないのですよ・・・!!!!
わかります?
プレイヤーとマネージャーって、全然違うスキルが求められるはずの全然違う仕事と職種であるはずなのに、
なぜか「できるプレイヤーの次のステージ」みたいに、
プレイヤーとしての延長線上にキャリアが設定されてしまってるのが現状なんだよね。
だから、「プレイヤーとしては超優秀で出世したけどもマネージャーとしては最悪」という人材は日本にまぁまぁ存在してるのよ。私が前いた会社でもそうだった。
それで、みんなが損をするのですよ・・・
まさに悲劇ですよ( ;∀;)
クズ力で個人の業績を上げまくって出世した人は、
・組織で数字ができない人も気持ちがわからない
・自分のやり方を押し付けようとする
・それでは結果が出ない(組織として数字が上がらない)ので、あせる
・さらにやり方を押し付ける
・部署内の社員の信頼関係が落ちる…
・結果が出ずに終わる
こんな感じになってしまう場合があるんだよね!
マネージャーになれば優秀なのに、埋没する労働者
結局、クズ力がないためにプレイヤーとしてはダメなんだけど、
聖人力があってマネージャーになれば優秀なんだけど、
「プレイヤーの延長線上としてのマネージャーキャリア」のせいで、
そういった労働者人材が埋没してしまっている現状もあるわけです。
みんながそれに洗脳されてしまっているので、
「プレイヤーとしてダメな奴はダメだ」みたいなレッテルで、
聖人力があってマネージャーになったとしたら力を発揮しそうな人が
埋没しちゃったりするのです・・・( ;∀;)
今のプロ野球の楽天の監督なんかがそうですよね!
平石監督という方は選手(プレイヤー)としては大した成績を残していない無名選手でしたけど、監督(マネージャー)になると的確な采配で楽天を上位に導いていたりします。
でね!!!!!
話をお~~~~きく元に戻すよ???
プレイングマネージャーの話ね!!!
プレイヤー | マネージャー | プレイングマネージャー |
クズ力 | 聖人力 | 両方 |
プレイングマネージャーというのは、その両方を行う人だったわよね?
それができる人はそうはいないのよ…実は( ;∀;)
プレイングマネージャーというのは、実は「クズ力」と「聖人力」その両方を同時に持っていて、そのクズ力で個人としてのプレイヤーの数字も上げながら、その聖人力で部署の数字も上げるという超人的スキルを持った人しか成功できないはずなのですよ!
クズな人が聖人になるのは苦労するし、聖人な人はクズになるのに苦労します。
その両方をスイッチできながら仕事できる「できるプレイングマネージャー」はマジで最強なのですよ!!
でもそんな人はなかなかいないわけで・・・
プレイングマネージャーという労働力搾取
結局、プレイングマネージャーというのはほんの一部の超人的な人だけがなせる技なのであって、ほぼほぼそれで成功できる人などいないわけですよ。
さっきも言ったけど、クズ力を生かしてマネージャーになる場合が多い現状では、
・できる人だけ優遇される
・落ちこぼれはそのまま放置
・落ちこぼれが退職するか病む→数字ができな人が生きづらい
・でも落ちこぼれも引き上げないと組織として数字は達成しづらい
→マネージャーも生きづらい
・でも、クズ力の高いマネージャーはそんなことはわからないので、
数字ができない人を冷遇したりパワハラしたりする
・組織に人が定着しづらくなり、人的コストが増える…
→会社にとっても損
・部署の業績が下降するので、数字ができる人もボーナスが増えない
→数字ができる人も損
こうなっちゃうわよね。
だから・・・
プレイヤーが出世してマネージャーになることで、部署の数字が下がるなら、マネージャーもプレイヤーになってちゃんと
数字を作ってこいや!会社に損させんなや!!!!だから、プレイヤーとマネージメントも両方やれや!!!!
というのが、プレイングマネージャーの実態になってる会社がまぁまぁあるのですよ。
マネージャーになることが「出世・昇進」なのであれば、
きちんとマネージャー業務に集中させて、その人の「マネージャーとしての聖人スキルを上げるチャンス」を与えてあげるべきだと思うのですが、
世の中の会社は「人を育ててるほど余裕はねえよw」という会社が増えてきているので、そうもいかないわけですよ・・・そんなことができるのは、キャッシュが潤沢な会社や、儲かってる大企業くらいのものなのです。
要は、「出世・昇進」と言う名でポジティブに意味付けをしているけれど、
実態は「部署全体の数字の責任」+「その数字が行かない場合のリスクヘッジとしての個人としての数字の責任」を負わせるだけの「ただの業務量の増加」になっているだけなのですよ!それでいて、給料はそんなに上がらない・・・
むしろ、残業代が支給されなくなって給料が減る!!なんて場合もあるわけです。
まさに、労働力搾取!!!!
出世・昇進というプロパガンダによって誤魔化された労働力搾取になってしまっているのですよ!!!!
いいんですか!!!!!!
こりゃ、どうすればいいのでしょう・・・?
”「プレイヤーに必要な力」と「マネージャーに必要な力」は全然違う”ということをきちんと労働市場が認知し、結局は「職場人間同士の信頼関係を高めることが、成績上昇につながる」ことを自覚しなければならない
結局、プレイヤーに必要な力とマネージャーに必要な力は全然違う!ということを、きちんと労働市場が認知することが大事なのですよ!
プレイヤー | マネージャー | プレイングマネージャー |
クズ力 | 聖人力 | 両方 |
そうすると、プレイヤーとして優秀な人はプレイヤーのまま給料を上げればいいし、
プレイヤーとしてはあまり成績が残せなくても、マネージャーとしては成績を残せる!という、みんなが輝ける労働市場になるような気がしています。
マネージャーはプレイヤーの次のキャリアである
という思い込みを打破しなければならないのですよ。
プロ野球とかだと選手(プレイヤー)のほうが、監督(マネージャー)よりも給料を多く貰ってることなんて普通じゃないですか。
でも、なぜか日本の労働市場だと「マネージャーは昇進なので、プレイヤーよりもマネージャーのほうが給料が高いのが普通」になってるわけです。
もちろん、中には「プレイヤーとしてもマネージャーとしても優秀な人」というのはいますよ?でもそれは少数派なのですよ。
結局、クズ力を持ったプレイヤーが延長線上のキャリアとしてマネージャーに「昇進」する現状では「部署内の人間関係や信頼関係がうまく構築できないまま終わる」ことも起こってしまうわけです。
・組織で数字ができない人も気持ちがわからない
・自分のやり方を押し付けようとする
・それでは結果が出ない(組織として数字が上がらない)ので、あせる
・さらにやり方を押し付ける
・部署内の社員の信頼関係が落ちる…
・結果が出ずに終わる
これは「組織で結果を残す知的生産性サイクル」で言うと最悪の事例になってしまいます。
結局、組織で結果を残すには「組織内のメンバーの人間関係がいい!!」のが実は近道なのですよ。
そうすれば、マネージャーの思考とメンバーの思考が一致してきて、
それによる行動も一致してくるので、結果が出やすくなる!!!!
つまり、組織で結果を残すには何よりも人間関係が大事なのですよ!
これは本当にそうです。
何かのプロジェクトを成功させる等にもあてはまることですが、
「メンバー同士の人間関係がいい組織は結果を残しやすい」のです。
私も、これまでずいぶんと組織として仕事をしてきましたけど、
やはり「人間関係のいい組織」でやったプロジェクトはかなり楽に成功できたという経験則があります。
結局人間同士って「好感」がめちゃくちゃ有効なのですよ。
営業でもそうでしょ?とにかく「人間関係を作る」「好感を持ってもらうこと」にフォーカスすれば、結果は勝手についてくるものなのです(・´з`・)♡
じゃあ、そのためには何をすればいいのか・・・?
というと、
「聖人力」を持ったマネージャーを据えて、数字ができる人もできない人も、
居心地のいい職場をしっかりと作ることが大事なのです(・´з`・)♡
ぶっちゃけね、仕事なんて「その人にしかできない仕事」なんて世の中にはそう多くはないのですよ。
既得権益や、慣れ、情報格差…こういうのによって複合的に「結果の差」として表れてるだけなのですよ。運ゲーなんだからwwwwwwww
プレイヤーとマネージャーは別物!!!
それぞれの得意分野に最適な人材を配置すればいい!
何よりも、組織として結果を残すのに必要なのは人間関係なんだから!!!
もう、クズなプレイヤーが出世・昇進という名のプロパガンダでマネージャーになって、組織全体が損を被る悲劇はやめにしよう!!!!
本日はここまで!
seeya(^^)/
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